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10月, 2009の投稿を表示しています

今週の出来事

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Readingの授業でシルクロードに関する記事が出てきて、、、もちろん柿谷の出番です。「雅楽はシルクロードから日本に入ってきて・・・・」へたな英語で説明をし、演奏もしました。 アジア系の生徒たちの方がヨーロッパ系よりも興味を持っていたように感じます。“馴染み”という問題なんでしょう。 さて、ここで面白いのが日本ではない光景、先生が「他に何かできる人~?」みたいな感じで尋ねると、「僕も私も........!!!」何人手を挙げただろうか?? もちろん全然シルクロードには関係ないのですが、彼らにはそんな事は関係なし。。 一人はコロンビアの学生でマリンバ。 もう一人は韓国の学生でテコンドー。彼曰く腕前は4段だとか、最高が8段とか言ってたけど, 少し目線が僕には気になった、、 他にも歌を歌ったりする学生とか色々。。 とにかく恥ずかしがらずにやる。例え自分の技術がどうであろうと。 自分という人間をみんなの前で表現する。 大事な事だと思いました。

七五三コンサート~雅楽

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 昨日は Japansociety という場所で、NY在住の方々(7,5,3歳)のために行われた 七五三 の行事があり、天理NY雅楽会の一員として演奏に参加してきました。 セレモニーの中の付楽なので、コンサートという程ではないのですが。。 この雅楽会の練習は月三回程度で、僕もこちらに来てからは毎回参加させてもらってます。 みんなすごく楽しんでて、乾いたスポンジが水が吸い込むように上達してます。 それぞれの感性が最大限に発揮されれば、もっともっといい作品ができるんだろうと思います。 ここの方はみな独特な感性を持っているので。

葉っぱの色と共に

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先週NYは7度、8度でほんとに寒かったです、、 最近は15度前後まで上がってきて、平年並みのようです。 先週の寒さのせいか急に木々の葉っぱが色づいてきたような感じがします。 僕もこの葉っぱと共に変化していかなくては、と思う最近です。 しかし大事な事は少しづつという事なんでしょう。

パンプキン

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もうすぐHalloweenです。 ホストファミリーと他数人でパンプキン狩りに行きました。 僕のが右、左はホストシスター。柄にもなくかなり真剣に作ってしまいました。。 お互い、いい歳ですが、、、 しかし遊びになると力が入る自分が好きです。

Ravi Shankar  Carnegie Hallにて

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行ってきました。見てきました。彼を。 驚きの一言です。。。。!!!!! 一言でしたら感想にならないので何かを書かなければなりませんが、、、、 僕は昨年イシダイさんという方にこの方のCDを借りてこの人の存在を知りました。初めて聞いた時、この人は違うと直感的に思いました。 今回なぜ僕がこの人のコンサートに行けたかというと一週間程前に、たまたま夕食の時、ホストマザーと、マザーテレサ、ガンジーその他、所謂世界の聖人のような人の話をしていたのです。そして、僕がたまたま Ravi Shankar の名前を出すと、ホストマザーが急に“そういえば彼が12月くらいに NYに来るのよ“みたいな事を思い出して、ネットでチェックしたら、実は一週間後。。 彼女はもう何十年も前に彼の演奏を聴いた事があるらしく、その時も深く感動したらしい です。何とか席も空いててさっそく予約。 そういう経緯で昨晩行ってきました。 なんと彼は90歳。 コンサートは、娘と他お弟子さんだと思いますが、数人で行ってました。 最初一人お弟子さんのような方が舞台に上がって来て大きな拍手、次に娘が 入って 来てさらに大きな拍手。そして本人。観客総立ちの拍手。もちろん始まる前ですよ。 一瞬空気が変わったのが分かりました。なんとも言えないオーラでした。 これは僕の意見、僕が感じた事ですが、おそらく彼は一つの “境地” を掴んでいると思う。 そしてこれは、万人が至れる境地でありながら、数人しか至っていない境地である。 この境地に至っている人は世界にはいくらかいると思うが、彼の素晴らしい点は、それを 90歳という年齢にもかかわらず、今だにシタールという楽器を通じてその境地を “表現” しているという点である。 最後のクライマックスの辺りでは、異次元の空間を作り出していた。僕のような凡人にも それが素晴らしいと感じるのは、その境地の存在を体の深い部分で、まだ至ってないに もかかわらず “知っている” からである。大歓声が起こるのは、多くの人間がその境地 を知っていながら入っていない世界であり、入りたいと心の深い部分では願っている世界 であるからであると思う。 普遍的な、万人に通じるものが素晴らしいものであると僕は思う。 さて、僕の龍

一発目終了

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とりあえず昨日コンサートと言う程でもないのですが、15分程度吹いてきました。約15人くらいといったところでしょうか。。 最近はもっぱら、笛の練習時間の9割はロングトーンに費やしています。なぜなら、音を大切にしたいからという事と、ここに来る前に師匠から、曲を吹く前に必ず音だしをしっかりせよという事を言われてきたからです。 意識はとにかく笛と体を一体化させて、双方とも振動させるということです。簡単に言うとただ力を抜いて自分の風を感じるということです。今回の演奏もその意識で臨みましたが、、なかなかそういった“境地”には至る事ができません。 演奏終了後の反応はまずまずです。決して悪くありませんでした。次の演奏場所も、とある方から紹介してもらえそうです。まだ詳細は未定ですが。とにかく一つ一つの演奏を大事にしていき、そこからだんだんと輪を作っていきたいと考えていきます。人に感動を与え、その人が僕を次のステップへと導いてくれる。人が命、人が宝です。 小さなコンサートをたくさん行う事が大切だと思っています。地道に地道にやっていきたいです。 この国でコンサートを行う時、僕にとっての一番の難関は自分について、雅楽について英語で説明しなければならないということです。だから吹き終わると急に緊張してくる、、、、 まぁ、勉強します。。 悠々と急いで登って行きたいです。  この言葉開高健だったかなぁ、、忘れました。。 写真はここのギャラリーのマスターの作品です。 今回はこの作品のオープニングパーティーといったところです。

最近の僕

更新が少し滞りましたが、ちゃんと”生きて”ます。 物事がうまく運ばない時は、なぜかそれはいつも連鎖的です‥‥ 電子辞書は無くすは、風邪はひくは、その他色々、、カレッジに向けての手続き等々。。 少し我慢をしなければならない時期だと思っています。29年生きてると人生には波があるのは分かってきたし、大きな一つ波の中にも、大小の波があるのが分かってきました。 海外においては何をするにもまず語学の問題があるので、トラブルがよく起きます。でも基本的に僕は、やる事やってそれに“少しの努力”を加えれば、取り返しの付かない事は起こらないし、事は巧く運ぶと思ってます。それでもときどき、バットで頭を殴られるような気持ちになる時もありますが、、 僕が通ってる学校は世界中から生徒が集まってきてますので、ぶっちゃけクラスでも何を言ってるのかさっぱり分からないときが多々あります。 よく、「言葉の壁を越えて‥‥!!」という謳い文句を聞きますが、語学は相手を理解するのにすごく重要な要素だとつくづく感じます。まず話ができないと相手が何を考えているのかさっぱりわかりません。育った環境も全く違いますから。。。 とにかく今の時期は、僕の自分の雅楽を伝えるというより、相手の気持ちを分かるために語学を習得しなければなないと思っています。 なんとなく今の柿谷の状況が分かって頂けましたでしょうか?? 明日は15分程ですが、パフォーマンスをしてきます。 http://www.galleryonetwentyeight.org/ とりあえずこちらに来ての初のソロです。