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2月, 2015の投稿を表示しています

コンサートお知らせ

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和洋が織成す世界 ~四色で彩られる空間への誘い~ 3/5(木)18:00より ■カフェレスト風雅(四万十市中村桜町45-7) ☎ 0880-34-1690 ◇2500(1ドリンク付) 出演:菊由楽 澄美子(箏) 慶祥芳之(日本舞踊) 高畑 節(ピアノ) , 柿谷貞洋(龍笛) 大きな舞台では聞けない㊙トークが聞けるかもしれませんよ!! ここでしか演奏しない曲もあります!お席数も少ないのでお早めにお電話して下さい!

セロ弾きのゴーシュ

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今日は四万十市のヨンデンホールにて、音楽劇『セロ弾きのゴーシュ』を観てきました。 宮沢賢治の作品で、ゴーシュはチェロを弾くのが仕事で町の楽団に属している。しかし人一倍下手で楽団の指揮者から責められる。彼は人一倍稽古する。そしていくつかの動物が現われ、対話を経て何かを得ていく。 今回僕が、すごくおもしろいと思ったのは音楽劇自体はもちろんの事、中島監督のあらすじ。 以下僕の勝手な解釈。 ゴーシュの成長には二つのポイントがあり、一つは必死に練習すること。もうひとつは動物から学ぶこと。動物からというのは、単に動物からだけではなく、生活のなかから学ぶ。自分の全てをかけて努力をする。 深く自然とともに成長する音楽家は、水を飲む。野菜を育てる。練習をすること全てが等価。人間としての成長と音楽家としての成長は同一のものとして捉え、決してチェロを引く事だけが高尚なことではない。その心の果実としての表現があり、観客と繋がる。 自分が雅楽をするなかで、自分の行っている事が、他の何かより素晴らしいと優劣をつけている自分を時々発見する。そしてそんな自分に情けなさを感じるというより、時には怒りすら覚える。 それでもなぜか笛を吹き続けている。 人に対して謙虚に、優しく生きていきたいと思いながらも、そんな人間に近づけない。 数日考え込んでしまいそうな音楽劇であった。

お茶教室&お箏・龍笛コンサート

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今日は四万十市のとある小学校でお茶教室があり、バックの音楽として生田流のお箏の先生と演奏させて頂きました。生徒さん達が、お茶を点て終わった後は、30分程のミニコンサートでした。 この企画を組んだ学校の先生がまずすばらしいですね。 和敬清寂:お茶一杯の中に、人間の世界観をすべて入れてしまうという、まさに日本人の感性ですね。さらにお茶の稽古も励まねば! さて最後の30分は僕のソロ、お箏のソロ、そして二人で春の海、最後はピアノの先生にも入って頂き三人でさくら、荒城の月、ふるさとをメドレーで演奏しました。 僕のソロは、今日は僕が吹いた後に曲名を考えてもらうという事を不意に思いつきやってもらいました。僕も半分は即興で。 冬の四万十川をイメージして、4分程。 最後に生徒さん達に聞いてみると、、やはり少し難しかったのかなかなかでてきません。そして季節としてのイメージを尋ねてみると、夏と冬が多く、少し冬が多かったかな。 という事で曲名は”冬の四万十”。 学校がこういう日本の文化を学生さん達に学ぶ機会をどんどん増やしてほしいですね。