天理大学雅楽部ヨーロッパ公演 パリ


すべての芸術家が一度は憧れる町、花の都パリ。


エッフェル塔をバックにに吹く学生達。



僕にも訪れる時が来ました。といっても結果から述べると少なくとも一年くらい住んでみないと分からないですね。今回は二日間の滞在でしたので。

今回雅楽部の大きな目玉の中の一つはギメ博物館で演奏出来た事です。これは前回も少し触れましたOBの志水さんが交渉にあたってくれたようです。大変大きな仕事をされました。これには実はある話がありまして、この博物館には伎楽のカルラ面がり、いつこの博物館に渡ったのか分かっていないそうですが、この面には奈良の東大寺で使われたという記録があるそうです。そして日本に今伎楽を演奏できるのは天理大学雅楽部しかないという事でそれが今回の雅楽を含めた演奏の決め手になったようです。雅楽も全曲行いましたが伎楽がメインとなりました。この博物館ではワークショップ形式でしたので質問コーナーを設けながらで、質問をきいているとさすがフランス人!?といっていいのか分かりませんがいくつか非常に興味深いものもありました。
問題は舞台が非常に狭く、はっきりとは覚えていませんが、おそらく通常の舞台三間四方の3分の2程しかなかったと思います。太平楽をするには不十分な広さでしたが、学生は色々と立ち位置や、曲を省略したりしてなんとかやりこなしていました。






さて実はこの日は一日二試合。

終わってすぐに日本館へ地下鉄で移動。

僕個人的には実はこの辺りから調子が上がって来て、日本館では舞い方を少し変えてみました。学生の中には気付いていた者もいて、良く見てるなぁーと少し驚きました。二戦目も大好評でその後のレセプションもかなり盛り上がりました。


残念ながらフランス語は話せません。。。英語です



ドイツやフランスにも日本から雅楽演奏に来る団体は結構多いようですが、伎楽が出来る団体は他にないのでそれをギメ博物館、またケルン大学で出来たのは大きな意味があったと思います。

次はドイツ、ミュンヘン。またもビールのおいしいとこです。


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