バラナシ初日


バラナシ初日です。

お決まりの人、人、牛、犬、、





バラナシには夜中の二時くらいについたので、一晩は駅近くの安ホテルに泊まりました。ここでもリクシャのおやじとひともんちゃくあったのですが、ここではありすぎるので省きます。

さて翌朝。

ホテルから出る前には、ひとつ気合いを入れないと屋外に気軽に出られない町です。さっそくサイクルリクシャを拾いガンジス川辺りに宿を探しに出かけました。降りるや否や怪しげな日本語堪能な少年が来てどこに行きたいかを訪ねてきた。基本向こうから声をかけてくる場合は99%何か企んでいるので最初は無視した。が、全くここは初めてなのでとりあえず地球の歩き方に書いてある宿の名前を言ったら連れて行ってやるというから、騙されて元々、着いたらラーッキー程度に思って付いていったらほんとにそのホテルについてしまった。本にはオーナーの姉妹がなにやらマッサージを行っているというから、その事も尋ねたら事実だった。

これがシバゲストハウス。


たまにはいい少年もいるもんだと思い、チップをあげようとすると要らないという。その後店を持っているから見に来てくれというから、成程そう来たかと思ったが、まぁ暇だし行ってみた。そこには日本人の観光客が数人たむろっていて、僕をここに連れてきた少年とも気軽に話していたから、こいつはいい奴なんだとすっかり僕は気を許してしまった。その後、僕が笛を吹いているからという事でタブラの奏者の所へも連れていってくれた。それからマニカルニカーガードという所へ連れて行ってやるというから、まんまと着いて行ってしまったのがこのお話の始まり。

着くや否や、別の20代後半くらいの男がいて彼が僕に説明を突然始め、火葬場のすぐ側まで連れていってくれた。説明もかなりきちっとしていて僕はその雰囲気に軽い感動を覚えた。終わると一部屋に連れていかれまき代がどうやらこうやら言い始めた。100ルピーも払えば十分だろうと思い差し出すとなんと3000ルピーだと言いだす。そういえば地球の歩き方にも高額なまき代を後で請求される事件が多発していると書いてあった事をその時思いだしたが、事既に遅し。。。数人の男どもが僕を囲み出口なし。。。この時点で僕はもう怖さより笑いが出始めた。僕の体全てをチェックし、龍笛にも手を出そうとした。さすがにこれには触らせまいと踏ん張った。そして僕をここに連れてきた少年突然、俺が3000ルピー今持っているから立て替えてやるといいだした。。 こいつらつるんでやがる。。僕の笑いは止まらず。

彼に後で3000ルピー(約5000円、この国では大金だ)払ったが、なんともおもしろい国だと感じた。

30歳も過ぎてまんまとはめられたがこれも今後の飲み会のネタにはもってこいだ。本を読んだだけでは分からないものだ。実際にはめられてやっとほんまの経験だ。


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