天理大学雅楽部ヨーロッパ公演
まずはアムステルダムです。
一発目は緊張しましたね。でも興奮度の方が高かった気もします。”飾り窓”も含めて 笑
僕は今回、伎楽の龍笛と抜頭の舞人として出演させて頂きました。この雅楽部は海外で演奏を行う時は演奏場所すべてでお土産として抜頭面を贈呈します。いつ始まったのか分かりませんが僕が学生の時はもうすでに始まっていました。約一帖で終わり舞人が面を舞台上で外し、演奏の音量を下げその会場での例えば大学であれば学長であるような方に舞台に出て頂き演奏を続けたままお渡しします。今回抜頭を舞うお役目を頂きましたが、実はこの抜頭の装束は僕達の代で徹夜しながら全刺繍して仕上げたものでした。学生の時は僕は一度も舞う機会がなかったのですが今回初めてこの装束で舞わして頂く事になり何か感慨深いものを感じました。
まずは舞台設営に関してですが正直少しレベルが下がったかなと言うのは最初感じました。海外での公演になると舞台に関しての情報がかなり少ない状態で舞台入りするのでその場その場で臨機応変に変えていかなければなりません。しかし回を重ねるごとにかなり良くなってきたと思います。こんなのはただの慣れの問題でたいした事ではないのですが、この雅楽部というのは、準備、演奏、撤収、レセプションでの振る舞い全てを含めての雅楽部なので一つ一つを大切にしていかなければなりません。
演奏に関してですが、一発目と言う事で多少のミスはあたかもしれませんが、芸術の本質は“何か”が伝わるか伝わらないかです。これは十分に伝わっていたと拍手の質を聞いた限り感じました。
お客さんのタイミングも含めた拍手はとても大切です。今回は最初、伎楽から始まりましたが、終わった瞬間に拍手が勢いよくきました。タイミングの良い勢いある拍手は演奏者のモチベーションがぐっと上がるので、もうその日のコンサートは頂いたという感じです。
何か上から目線になって書いてるような気がしますが初日のパフォーマンスは上々の出来だったと思います。
Facebookにいくつか演奏の写真を載せましたので、ここではリハーサル、舞台裏の写真も取り上げたいと思います。
続く
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