さてと 何か書かねば、、

セメスターが始まり、来月の初めにギャラリーでの演奏も控えバタバタとして更新が滞りました。
こちらに来て約4カ月、少しずつ生活に慣れてきた感じもありますが、まだまだ気持ちには微塵の余裕もありません。

僕の人生の目的は2つ。師匠から習った龍笛の音をできるだけ広く伝え、その魂を人々に植え付けて行く事。そしてその中から自分自信を発見して行く事。という意味においてまだ生活に余裕はありません。なぜならその目的の数パーセントもまだ成せてないからです。

時間に追われてるときは、それはそれで目の前の事に必死なので、生活がある意味充実していますが、僕の場合それが続くと自分の中心を見失ってしまう事があるので時々立ち止まって自分の目的をできるだけ考えるようにしています。

先週こんなエッセイのテーマをもらいました。

“The internet has benefited society in many ways. Agree or Disagree.”

まあTOEFLなんかの定番です、、、

こんなの当たり前でAGREEなんですが、思い切ってDISAGREEで書いてみようと思い僕なりに考えてみました。まず我々はどこへ向かうのか??みんな健康でありたいし、お金あったらそれはそれでよし。毎日楽しく暮らしたい。良い物食べて、良い音楽きいて、好い服買ったり、自分の好きな事して生活できたら文句なし。。しかしながら実際そうはいかない。

インターネットは世界を変えた。っとよく言われてます。会社で隣の人とメールするのも、日本とブラジルでメールするのも同じ。スカイプで顔見て誰とでも、何時でも、どこでも話できる。素晴らしい事だか、だからなんだ?ともいえない事もない。便利になっても日本は毎年三万人が自殺している。もちろんネットから死に至るケースも少なくない。

はてと僕は何を言いたい??ここまで書きながら思う、こうやって自分のくだらん考えを発信できるのもネットのおかげである。

一つだけかすかに分かっている事は、いくらインターネットが発達しても少なくとも人類が幸せに向かう事はない。もちろんハイチの地震などネットから寄付金を集める事ができたり、教育が行きとどいていない発展途上国で一台のPCが大活躍している事は間違いない。しかしながら、とある宗教的見地から考えると例えば地震は断層のずれ、これは人間の心が少し、何かこの世を支配しているもの、例えば何の神様でもいいが“神”としよう、その“お方”の思いとずれている。だから天変地異がおこる。ネットが役に立つ立たない以前の問題である。

教育は必要だ。貧困を撲滅しなければ。戦争をなくさねば。などが前提で世の中は一応動いている。しかしこれが全部解決できれば人類幸せになるのかと問われれば、それはそれでまた新しい問題が出てくるに違いない。っで人類は幸せにならなければならないのか問われればそれもそれでよく分からない話である。幸せとはなんだ??堂々めぐりである。でもこれらの問題は少なくとも目をつぶっておける問題ではない事も確かだ。

素晴らしい芸術が戦の中から生まれて来たという事は否めない。雅楽の中で最も素晴らしいと言われている曲の中の一つである「太平楽」なんかも戦の中から生まれてきている。こういう文章を戦を経験した事のない半人前の僕が書くのもなんともおこがましい事ではありますが。だから演奏する時、曲に敬意を示し、厳かに且つ、想像力を働かせなければならない。

しかし人が人に殺されるというのは、、、


僕は龍笛吹きとしては大して才能はあるとは思っていないが、しかし笛の音の中から世の中を見つめ、自分を見つめるという事に関してはなんとかできそうな気がする。

昔師匠に「先生、龍笛一本で人生悟れますか?」って聞いたら師匠は「悟れる。」と断言しました。僕が龍笛を極めようと思った時の最初の出発点です。

たぶん、、たぶんですけど、“悟りを開く”という事はあり得る話だと思います。悟りを開いたから、四六時中感情が平静であるとかそんなのではなく、そんな人こそ喜怒哀楽がはっきりしてたり、ただ物の見方が少し違ってくるのだろうと思います。この境地というのはたぶん人間を楽しんでいるのだと思います。ここは“人”が生きるという事の意味の本来の正道と言い切る事はできないかもしれませんが、少なくとも間違っているという事はないんじゃないかと思います。

相変わらず感情で文章を書いているので、文章に全く論理性がないのは許して下さいませ。。。そして最初のトピックインターネットは社会に有益か?から段々と話が逸れてきてますのもう一度最初に戻ります。

社会とはなんだ?役に立つとはなんだ?から考えて行くとどうしてもこんな事まで考えてしまいます。agreeかdisagreeかとなると今の社会にはこれがないと何をするにもなかなか世渡りが難しくなってくる。だから否応なしにagreeだ。



ただ、ただ世の中の発達に追随し過ぎて、自分の人間としての“心”が鈍ってくるのだけは避けたい。



 
学校の行きのバスの中から



学校帰りの電車乗り場

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