コントラバス、ヴァイオリン、龍笛で演奏

今日はとある場所での新年会でした。約150名くらいの方々がいらっしゃったかと、、、

題名の通りですが、僕にとって初めてのコントラバスとヴァイオリンとの共演でした。もちろん彼らにとっても初めての試みでした。

僕の基本スタンスとしては雅楽器以外の楽器とは演奏しないというポリシーといいますか、なんというかそういうものがあります。なぜなら雅楽には独特のリズムがあり、そのリズムでしか出せない音、竹の音があるから他のジャンルの音楽と演奏すると音色が最大限に生かしきれないからです。

日本でも雅楽器とシンセサイザーや洋楽器をあわせて演奏している方はたくさんいますが、どれもそれは雅楽ではなく、雅楽器をただ使って演奏しているという程度に過ぎないのです。

だから今回も最初は乗り気ではなかったのですが、まずは今日一緒に共演したヴァイオリニストを僕がしっかりと信頼できた事と、とりあえず一回はやってみようというNYにいるからこそ生まれた日頃僕が持っていないヘンな好奇心からです。それと去年にも一度とある忘年会で“きよしこの夜”をヴァイオリンとした奏した時に多少反応が良かったためです。

しかしながら二人で最初あわせていてもどうもしっくりこなく、幾分あきらめかけになっていたのですが、コントラバス奏者のタカさんという方が一緒に加わる事になり、それがかなり二人の演奏に安定感を与える事になったので、結局三人で行う事になりました。

もちろん今日の演奏(朧月夜、さくらさくら、越殿楽、ジュピター)は僕のポリシーに反するものでしたが、しかし感じた大切な事は僕のポリシーも大切だがお客さんの意見も大切だという事です。たくさんの方々から良かったという声を聞くと、パフォーマンスは喜んでくれるお客さんがいて成り立つのだと改めて感じました。

僕が目指しているのはソロの吟遊詩人です。先日コンサートで奏した師匠作曲の「火、水、風」は龍笛という楽器のためだけの曲であり、僕もそういうのをクリエイトしたいと考えています。そこを目指すというのが僕の中心であり、あくまでもピンで演奏できるようになるという事を根本に置いています。そこの考えがぶれないように且つ柔軟に取り組んでいかなければならない。又そこを目指して毎日稽古するのと、日頃から五線譜の曲を練習するのとでは音色の質が変わってくるからです。どうしても五線譜の曲を吹くと音色に力がなくなります。それはリズム上の問題であると僕は考えていますが、音が伸びきる前に次の音に移らないとだめだから、丹田を使った吹き方ができなくなるのです。結果、地に足がついてない演奏になってしまいます。


それらを踏まえ、今回意識した事はできるだけ三つの楽器の特性が生かされるようにアレンジして行く事。そしてこういう曲は音程がすごく大切なので、龍笛本来の音質をくずさないように音程を合わせて行くという事です。龍笛の吹き方の一つテクニックとして、音が高くなるにつれて息を加えていくというものがありますが、現代曲を吹く時にはこのテクニックは欠かせません。これがしっかりできると僅かながら、音楽に雅楽色が加わります。これは息を入れていくと音が伸び、龍笛の音質の特色の一つである“鋭さ”がでてくるからです。もちろんこれはロングトーン、もししくは古典曲のある部分でしか習得できない技術でありいくら雅楽以外の曲を吹いてもできません。

今日は自分の考えをもう一度しっかりさせるために長々と書いてみました。。これからも他の楽器と、また今日のメンバーで演奏する事もあろうかと思いますが、自分のCOREだけははっきりとさせておきたいです。

でも楽しかったです^。^

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