MOMA




そろそろブログを更新せねば。

学校でのMidtermが終わり、束の間の平安です。それとやっとTOEFLもぎりぎりパスできました。
ただカレッジの授業を受けるには、まだ別のテストがあるようです、、、まあなるようになるでしょう。

さて先日MOMAミュージアムへ行ってきました。学生証のおかげでFREEで入れました。第一の目的はアンリ・マティスの「ダンス」を見るためです。



少し感想を書きます。

まず、僕には訳の分からないものもたくさんありました。何が言いたいの?何を表現したいの??みたいなものがたくさん。まぁNYにはそういった作品が多く存在してるので特には気になりませんでしたが、時々すごい光を発しているとういうか、強いエネルギーを感じる作品もありました。

一つ思ったのは、大切なのは配置ですね。こんな事言ったら失礼ですが、どんな作品でも配置によって輝き方が違ってくるような感じがします。

ここでは、すごく小さな作品にもふんだんなスペースを与え、すごく大切に扱っているような印象を受けました。

ただ部屋と部屋との関連性などについては、絵画に通じている人に言わせるとMOMAはいまいちであるという様な事をどこかで聞いた事がありますが僕にはそこまでよく分かりませんでした。


このように考えると雅楽を演奏する時にも、演奏が大切な事は言うまでもありませんが、それをより引き立たせる舞台作りというのも考えてみるとおもしろいかもしれません。多くの雅楽団体がそれをしようとしてますが、それが音とマッチし、自然であり且つクリエイティブであるという舞台にはまだお目にかかった事がありません。

そしてプログラム、曲の組み方などもすごく重要であるように感じます、特に僕なんかソロで演奏するので、一時間弱のロングプログラムになるとよほど工夫しないとお客さんを飽きさせてしまいます。しかし何度もこのブログで申してますが、音色が命です。これに勝るものはありません。そして音色からリズムが生まれます。


遊び心だけでは好い舞台が作れないような気がします。僕も今はぱっとしたイメージが湧きませんが、これはおそらく “音を出せるか出せないか、本来の音を知っているかいないか” に大きく関わっていると思います。だから学術的に考えても、例えば陰陽五行説に沿って考えるとか、そういう風に考えてもいい舞台は作れないような気がします。逆に考えると、本来の“音”を知った者のみにしか作れない芸術作品ー舞台配置も含めたーというのがあるような気がします。





さてマティスの「ダンス」についてですが、僕にはこの絵が絵画の中で再骨頂のように思えてなりません。簡潔に人間というのを表現している。人間の本来の姿を表現している。

そして何か悲しさと共に希望に満ちている。


こんな笛を吹きたい、こんな色の音を出したい。

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