龍笛の吹き方~②

一昨日妹が、アメリカから一時帰国したので関西空港へ迎えに行きました。国際線の搭乗ゲートは僕にとってなんとなくわくわくする場所です。なにかが生まれそうな予感がして。。

さて、前回の続きです。やはり正解でした!!

音を押していくということは、絹糸を引いていくことであり、振動です。だから、‘音が伸びるように吹く’ということは、この振動させるということができないと伸びないのです。

音はもちろん空気と管の振動によって鳴るのですが、師匠が奏する時の管の振動は、全く常人の吹く振動ではなく、別次元の振動です。

こういうことが分かれば分かる程、自分の音がまだ素人の域だなと痛感いたします。である一方自分の上達も感じることができます。

今回はみっちり指導していただきましたが、ただひたすらこの振動させる練習です。言われることは一つ「考えるな。感性で覚えろ。」僕はただ真似るのみ。。

聞く時、習う時に大切なことは、師匠が吹いてる時は、自分がその音を吹いてるつもりで、相手に乗り移って聞くのです。相手の場所に自分が座り、今出してる音は自分が出してるイメージをしながら聞くのです。これが僕の聞き方です。これでイメージが湧く時と、湧かない時があるのですが、湧いた時は、次自分が次吹く時は師匠に近い音が必ず出るのです。この出るかでないかは吹く前に、その音を自分がイメージの中で出せてるか出せてないかの差です。


僕はこの事を、自分の生徒さんに指導すると時いつも言ってます。“ただ闇雲に息を入れても決して、良い音は出てきません。自分の心の中に自分が出したい音をイメージしてから吹いて下さい。”と。

あと渡米まで約3か月半、なんとかもう一皮むかなければと思います。

柿谷 貞洋

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